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2014年04月05日
コルト・ニューサービス
コルト・ニューサービス
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Colt New Service revolver
Colt New Service
種類
回転式拳銃
原開発国
アメリカ
運用史
配備期間
1898年 - 1946年
配備先
アメリカ
イギリス
カナダ
フィリピン
王立カナダ騎馬警察
関連戦争・紛争
米西戦争, 義和団の乱, 第二次ボーア戦争, 第一次世界大戦, 第二次世界大戦, 朝鮮戦争, ベトナム戦争(限定的)
開発史
製造業者
コルト特許火器製造
製造期間
1898年 - 1946年
製造数
356,000丁以上
諸元
弾丸
.45ロング・コルト弾, .455ウェブリー弾(英語版), .476エンフィールド弾(英語版), .45ACP弾, .44-40ウィンチェスター弾(英語版), .44スペシャル弾(英語版), .38-40ウィンチェスター弾(英語版), .38スペシャル弾, .357マグナム弾
作動方式
ダブルアクション
装填方式
6発回転式
コルト・ニューサービス(Colt New Service)は、コルト社が1898年から1940年まで製造していた回転式拳銃である。アメリカ軍では.45ロング・コルト弾仕様をM1909として全軍で採用した他、陸軍が.45ACP弾仕様をM1917リボルバーの1つとして採用している[1]。M1917は第一次世界大戦におけるM1911ピストルの不足を補うために配備され、1941年には生産が中止されている[2]。
目次
[非表示] 1 歴史 1.1 コルトM1917リボルバー(Colt M1917 revolver) 1.1.1 フィッツ・スペシャル(Fitz Special)
1.2 カナダおよび英国での展開
2 脚注
3 参考文献
4 外部リンク
歴史[編集]
コルトM1917リボルバー(Colt M1917 revolver)[編集]
コルト社では、ニューサービスのうち.45ロング・コルト弾仕様かつヘビーフレームを備えたモデルをM1909としてアメリカ陸軍向けに生産していた。これは1890年代から配備されてきたコルトおよびスミス&ウェッソン社(S&W)製.38口径回転式拳銃を置換する為に開発された。新型拳銃の採用に当たって.45口径が選ばれたのは、先の米比戦争でストッピングパワーの不足など.38口径弾の非力さが露呈した為だとされる。その後、コルトM1917と呼ばれるモデルが採用される。これは.45ACP弾仕様のニューサービスだが、シリンダなどは.45ロング・コルト弾弾仕様と同一の部品を使用した。このシリンダにリムレスの.45ACP弾を直接装填すると奥へ入りすぎてしまい、排莢の不都合や不発の原因となる。その為、装填にはハーフムーンクリップと呼ばれる補助具を用いなければならなかった。なお、後期生産型ではヘッドスペースが調整された為、ハーフムーンクリップ無しでも装填が可能になった。ただし、それでも弾が奥へ入り過ぎることが多く不発が頻発し、排莢の際はしばしばクリーニングロッドや鉛筆で押し出す必要が生じた。そしてそれ以上の改良は行われず、ハーフムーンクリップはコルトM1917の退役まで使用され続けた。
コルト・ニューサービスはその生産期間を通じてコルト社の製品の内、最も人気のある回転式拳銃であり続けた。コルト社による最終的な生産数は150,000丁を上回ったとされる。また第一次世界大戦が終結すると、M1911の代用品として設計されたコルトM1917の調達は終了し、在庫は民間へ放出された[3]。
フィッツ・スペシャル(Fitz Special)[編集]
第二次世界大戦前後にコルト社の社員だったジョン・ヘンリー・フィッツジェラルド(John Henry Fitzgerald)は、自らが開発したフィッツ・スペシャル(英語版)と呼ばれる2丁の改造型ニューサービスを常にポケットに入れて持ち歩いていたことで知られる。フィッツ・スペシャルは、切り詰めた撃鉄、2インチ銃身、丸みのあるグリップを備え、さらにトリガーガード前部が切断されている。同型銃の工場生産数は30丁を下回るが、後に多くの銃工が類似の改造を手がけるようになった。戦略諜報局(OSS)のエージェントだったレックス・アップルゲート(英語版)とチャールズ・アスキンス(英語版)の両大佐が考案したとされる[3]。
カナダおよび英国での展開[編集]
カナダでは.45ロング・コルト弾を使用するコルトM1878リボルバー(英語版)を制式拳銃の1つとして採用しており、ボーア戦争中の1899年にはこれの不足を補うべく一定数の.45ロング・コルト型ニューサービスを購入している[4]。1904年から1905年には、カナダの北西騎馬警察(英語版)もコルトニューサービスを採用し、1882年に採用されたエンフィールドMkIIを更新した[5]。
ニューサービスの.455ウェブリー弾仕様も設計されており、第一次世界大戦中に英国戦争省が代替標準装備として購入している。制式名称Pistol, Colt, .455-inch 5.5-inch barrel Mk. I(.455インチ 5.5インチ銃身コルト拳銃Mk. I)であった[6]。これら英国仕様のニューサービスにはアメリカやカナダ向け生産型と区別するべく、銃身上に"NEW SERVICE .455 ELEY"という刻印が加えられた[7]。
代替標準装備として採用されてまもなく、ニューサービスは英軍将校の間でも人気のある拳銃となった。多くの英軍将校は第一次世界大戦が始まるまでにニューサービスを購入し、標準配備のウェブリー・リボルバーの代わりに身につけるようになった。第一次世界大戦を通じて、およそ60,000丁のニューサービスがカナダおよび英連邦各国へと輸出され、それらの多くは第二次世界大戦の終結まで使用され続けた
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Colt New Service revolver
Colt New Service
種類
回転式拳銃
原開発国
アメリカ
運用史
配備期間
1898年 - 1946年
配備先
アメリカ
イギリス
カナダ
フィリピン
王立カナダ騎馬警察
関連戦争・紛争
米西戦争, 義和団の乱, 第二次ボーア戦争, 第一次世界大戦, 第二次世界大戦, 朝鮮戦争, ベトナム戦争(限定的)
開発史
製造業者
コルト特許火器製造
製造期間
1898年 - 1946年
製造数
356,000丁以上
諸元
弾丸
.45ロング・コルト弾, .455ウェブリー弾(英語版), .476エンフィールド弾(英語版), .45ACP弾, .44-40ウィンチェスター弾(英語版), .44スペシャル弾(英語版), .38-40ウィンチェスター弾(英語版), .38スペシャル弾, .357マグナム弾
作動方式
ダブルアクション
装填方式
6発回転式
コルト・ニューサービス(Colt New Service)は、コルト社が1898年から1940年まで製造していた回転式拳銃である。アメリカ軍では.45ロング・コルト弾仕様をM1909として全軍で採用した他、陸軍が.45ACP弾仕様をM1917リボルバーの1つとして採用している[1]。M1917は第一次世界大戦におけるM1911ピストルの不足を補うために配備され、1941年には生産が中止されている[2]。
目次
[非表示] 1 歴史 1.1 コルトM1917リボルバー(Colt M1917 revolver) 1.1.1 フィッツ・スペシャル(Fitz Special)
1.2 カナダおよび英国での展開
2 脚注
3 参考文献
4 外部リンク
歴史[編集]
コルトM1917リボルバー(Colt M1917 revolver)[編集]
コルト社では、ニューサービスのうち.45ロング・コルト弾仕様かつヘビーフレームを備えたモデルをM1909としてアメリカ陸軍向けに生産していた。これは1890年代から配備されてきたコルトおよびスミス&ウェッソン社(S&W)製.38口径回転式拳銃を置換する為に開発された。新型拳銃の採用に当たって.45口径が選ばれたのは、先の米比戦争でストッピングパワーの不足など.38口径弾の非力さが露呈した為だとされる。その後、コルトM1917と呼ばれるモデルが採用される。これは.45ACP弾仕様のニューサービスだが、シリンダなどは.45ロング・コルト弾弾仕様と同一の部品を使用した。このシリンダにリムレスの.45ACP弾を直接装填すると奥へ入りすぎてしまい、排莢の不都合や不発の原因となる。その為、装填にはハーフムーンクリップと呼ばれる補助具を用いなければならなかった。なお、後期生産型ではヘッドスペースが調整された為、ハーフムーンクリップ無しでも装填が可能になった。ただし、それでも弾が奥へ入り過ぎることが多く不発が頻発し、排莢の際はしばしばクリーニングロッドや鉛筆で押し出す必要が生じた。そしてそれ以上の改良は行われず、ハーフムーンクリップはコルトM1917の退役まで使用され続けた。
コルト・ニューサービスはその生産期間を通じてコルト社の製品の内、最も人気のある回転式拳銃であり続けた。コルト社による最終的な生産数は150,000丁を上回ったとされる。また第一次世界大戦が終結すると、M1911の代用品として設計されたコルトM1917の調達は終了し、在庫は民間へ放出された[3]。
フィッツ・スペシャル(Fitz Special)[編集]
第二次世界大戦前後にコルト社の社員だったジョン・ヘンリー・フィッツジェラルド(John Henry Fitzgerald)は、自らが開発したフィッツ・スペシャル(英語版)と呼ばれる2丁の改造型ニューサービスを常にポケットに入れて持ち歩いていたことで知られる。フィッツ・スペシャルは、切り詰めた撃鉄、2インチ銃身、丸みのあるグリップを備え、さらにトリガーガード前部が切断されている。同型銃の工場生産数は30丁を下回るが、後に多くの銃工が類似の改造を手がけるようになった。戦略諜報局(OSS)のエージェントだったレックス・アップルゲート(英語版)とチャールズ・アスキンス(英語版)の両大佐が考案したとされる[3]。
カナダおよび英国での展開[編集]
カナダでは.45ロング・コルト弾を使用するコルトM1878リボルバー(英語版)を制式拳銃の1つとして採用しており、ボーア戦争中の1899年にはこれの不足を補うべく一定数の.45ロング・コルト型ニューサービスを購入している[4]。1904年から1905年には、カナダの北西騎馬警察(英語版)もコルトニューサービスを採用し、1882年に採用されたエンフィールドMkIIを更新した[5]。
ニューサービスの.455ウェブリー弾仕様も設計されており、第一次世界大戦中に英国戦争省が代替標準装備として購入している。制式名称Pistol, Colt, .455-inch 5.5-inch barrel Mk. I(.455インチ 5.5インチ銃身コルト拳銃Mk. I)であった[6]。これら英国仕様のニューサービスにはアメリカやカナダ向け生産型と区別するべく、銃身上に"NEW SERVICE .455 ELEY"という刻印が加えられた[7]。
代替標準装備として採用されてまもなく、ニューサービスは英軍将校の間でも人気のある拳銃となった。多くの英軍将校は第一次世界大戦が始まるまでにニューサービスを購入し、標準配備のウェブリー・リボルバーの代わりに身につけるようになった。第一次世界大戦を通じて、およそ60,000丁のニューサービスがカナダおよび英連邦各国へと輸出され、それらの多くは第二次世界大戦の終結まで使用され続けた

Posted by テキサスビル
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