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2014年04月22日
ローン・レンジャー
ローン・レンジャー
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『ローン・レンジャー』(The Lone Ranger)は、ジョージ・W・トレンドル(George W. Trendle)、フラン・ストライカー(Fran Striker)原作の、西部劇を題材としたラジオドラマ。またそこから派生したコミック作品、テレビドラマ、劇場映画作品。
目次
[非表示] 1 概要 1.1 「キモサベ」の意味
1.2 インディアンと「トント」
2 テレビドラマ
3 映画 3.1 西部の王者 ローン・レンヂャー
3.2 ローン・レンジャー 失われた黄金郷
3.3 ローン・レンジャー (3作目)
3.4 ローン・レンジャー (ディズニー)
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
概要[編集]
1933年にラジオドラマが放送されて以来、アメリカン・コミックス化、テレビドラマ化(1949年-1958年、全221話)、映画化(1956年・1958年・1981年・2013年)もされた。
2013年、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる映画が製作された。
日本ではテレビドラマ版が1958年からテレビ放映され、黒い仮面をつけた主人公が白馬にまたがった姿が、アメリカ版『鞍馬天狗』として親しまれた。ネット系列はKRT→TBS系列→フジテレビ系列(ただし関西地区では当番組は関西テレビ放送にてネットされた)。カバヤ食品の一社提供[1]。ただし、KRテレビで放映されたときは百貨店の伊勢丹が一社提供していた。
主人公ローン・レンジャーが愛馬シルバーを発進させる時の掛け声「ハイヨー、シルバー!(Hi-yo Silver)」や、相棒であるステレオタイプなインディアンの青年・トントの台詞「白人嘘つき。インディアン嘘つかない」(これは白人がインディアンに対し欺瞞で収奪を繰り返して来たことへの批判である)、トントが主人公を呼ぶ言葉の「キモサベ」などの流行語を生んだ。ローンレンジャーとトントは、オーロラ社からプラモデルが発売されるほどの人気を得た。
「キモサベ」の意味[編集]
原作者フラン・ストライカーが使った「頼りになる相棒=キモサベ(ke-mo sah-bee)」という言葉は、現代アメリカでは「kemo sabe」の綴りで非常にポピュラーな言葉となっている。しかし、ポタワトミ語だとされているこの言葉は、実際は由来がよくわかっていない。
ストライカーは、これを採用したのはラジオ・ドラマのディレクターのジム・ジュエルで、彼の義父が設立したキャンプ場の名として看板に「キモサベ」とあり、下に英語で“信頼できる奴”と書いてあったので、ジュエルがこれを採用したとしている。
またもう一方で、アメリカ民族学局(BAE)やスミソニアン協会は、これを南西部のテワ族インディアンの言葉だとしていて、ヤヴァパイ族の言葉で「kema」と「Sabe」は「友人」と「アパッチ族」を意味するとしている。
また、ジョン・D.ニコルズが編纂した「オジブワ族辞典」では、「Giimoozaabi(彼は覗き見する)」が語源だと説明している。サンディエゴ州立大学の言語学准教授ロブ・マルーフは、この「Giimoozaabi」が「潜入する人」、つまり「斥候」を意味するとしている。
インディアンと「トント」[編集]
「トント」はスペイン語で「間抜け」という意味だが、原作者はトントは五大湖地方のインディアン部族、ポタワトミ族の出身であり、こちらの「トント」は彼らの言葉で「野性の人」という言葉だと主張している。ちなみに、ポタワトミ族は北東部の部族で、19世紀に部族の一部がオクラホマ州に強制移住された歴史があるが、主人公が活躍する南西部とは直接縁はない。また、アパッチ族には「トント」と呼ばれている支族があるが、こちらはスペイン語の「間抜け」が由来である。トントはインディアンが異言語部族間で使った「指言葉」を全く使用せず、どんな部族のインディアンとも白人とも通じる言語能力を持っている。
インディアンの社会では、古くから「ポカホンタス」と併せて、「トント」は「白人にこびへつらうインディアン」の代名詞・蔑称として使われている。彼らの笑い話には、こんなものがある。
インディアン戦士群に包囲され、絶体絶命となったローン・レンジャーはトントにこう聞いた。「相棒よ、俺らはどうすればいいだろう? ("Now what do we do?")」 トントはこう答えた。 「おい白人、“俺ら”ってどういう意味かね?(=“ピンチなのはお前だけだ”の意)("What do you mean "WE", White Man?")」
テレビドラマ[編集]
主題曲:「ウィリアム・テル序曲」(ジョアキーノ・ロッシーニ)
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア(Clayton Moore)
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス(Jay Silverheels、彼はモホーク族である)
映画[編集]
西部の王者 ローン・レンヂャー[編集]
1956年製作。テレビドラマ版の映画化。DVD『ローン・レンジャー劇場版』に収録。 監督:スチュアート・ヘイスラー
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス
ローン・レンジャー 失われた黄金郷[編集]
1958年製作。テレビドラマ版の映画化第2弾。DVD『ローン・レンジャー劇場版』に収録。 監督:ロバート・シャーファー、エリック・フリィーワルド
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス
ローン・レンジャー (3作目)[編集]
詳細は「ローン・レンジャー (1981年の映画)」を参照
監督:ウィリアム・A・フレイカー
ローン・レンジャー:クリントン・スピルスベリー
トント:マイケル・ホース
ローン・レンジャー (ディズニー)[編集]
詳細は「ローン・レンジャー (2013年の映画)」を参照
2007年5月に、制作統括ジェリー・ブラッカイマーとして、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが『ローンレンジャー』を製作するという発表が行なわれた。
トント役にジョニー・デップ、監督に映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキーが決定していたが、2011年8月、撮影費が高額すぎることを理由に製作中止となった。(ただしこの際、予算削減などで話し合い、製作を再開する余地は残された)
その後、「2011年秋にはデップやスタッフ(監督・プロデューサー)らがギャラの削減に同意し、製作が再開した」との報道があった[2]。13年公開予定でゴア・ヴァービンスキーが監督に就任した。なお、ローンレンジャー役は若手俳優のアーミー・ハマーに決定している。
脚注[編集]
1.^ 「テレビ・コマーシャルの考古学」(世界思想社)220頁 2010年
2.^ “ジョニー・デップがギャラカットに応じる! 主演の西部劇『Lone Ranger』が再始動 MovieWalker” (2011年10月1日). 2011年10月1日閲覧。
関連項目[編集]
ジェームズ・リプトン
アメリカン・ヒーロー
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『ローン・レンジャー』(The Lone Ranger)は、ジョージ・W・トレンドル(George W. Trendle)、フラン・ストライカー(Fran Striker)原作の、西部劇を題材としたラジオドラマ。またそこから派生したコミック作品、テレビドラマ、劇場映画作品。
目次
[非表示] 1 概要 1.1 「キモサベ」の意味
1.2 インディアンと「トント」
2 テレビドラマ
3 映画 3.1 西部の王者 ローン・レンヂャー
3.2 ローン・レンジャー 失われた黄金郷
3.3 ローン・レンジャー (3作目)
3.4 ローン・レンジャー (ディズニー)
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
概要[編集]
1933年にラジオドラマが放送されて以来、アメリカン・コミックス化、テレビドラマ化(1949年-1958年、全221話)、映画化(1956年・1958年・1981年・2013年)もされた。
2013年、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる映画が製作された。
日本ではテレビドラマ版が1958年からテレビ放映され、黒い仮面をつけた主人公が白馬にまたがった姿が、アメリカ版『鞍馬天狗』として親しまれた。ネット系列はKRT→TBS系列→フジテレビ系列(ただし関西地区では当番組は関西テレビ放送にてネットされた)。カバヤ食品の一社提供[1]。ただし、KRテレビで放映されたときは百貨店の伊勢丹が一社提供していた。
主人公ローン・レンジャーが愛馬シルバーを発進させる時の掛け声「ハイヨー、シルバー!(Hi-yo Silver)」や、相棒であるステレオタイプなインディアンの青年・トントの台詞「白人嘘つき。インディアン嘘つかない」(これは白人がインディアンに対し欺瞞で収奪を繰り返して来たことへの批判である)、トントが主人公を呼ぶ言葉の「キモサベ」などの流行語を生んだ。ローンレンジャーとトントは、オーロラ社からプラモデルが発売されるほどの人気を得た。
「キモサベ」の意味[編集]
原作者フラン・ストライカーが使った「頼りになる相棒=キモサベ(ke-mo sah-bee)」という言葉は、現代アメリカでは「kemo sabe」の綴りで非常にポピュラーな言葉となっている。しかし、ポタワトミ語だとされているこの言葉は、実際は由来がよくわかっていない。
ストライカーは、これを採用したのはラジオ・ドラマのディレクターのジム・ジュエルで、彼の義父が設立したキャンプ場の名として看板に「キモサベ」とあり、下に英語で“信頼できる奴”と書いてあったので、ジュエルがこれを採用したとしている。
またもう一方で、アメリカ民族学局(BAE)やスミソニアン協会は、これを南西部のテワ族インディアンの言葉だとしていて、ヤヴァパイ族の言葉で「kema」と「Sabe」は「友人」と「アパッチ族」を意味するとしている。
また、ジョン・D.ニコルズが編纂した「オジブワ族辞典」では、「Giimoozaabi(彼は覗き見する)」が語源だと説明している。サンディエゴ州立大学の言語学准教授ロブ・マルーフは、この「Giimoozaabi」が「潜入する人」、つまり「斥候」を意味するとしている。
インディアンと「トント」[編集]
「トント」はスペイン語で「間抜け」という意味だが、原作者はトントは五大湖地方のインディアン部族、ポタワトミ族の出身であり、こちらの「トント」は彼らの言葉で「野性の人」という言葉だと主張している。ちなみに、ポタワトミ族は北東部の部族で、19世紀に部族の一部がオクラホマ州に強制移住された歴史があるが、主人公が活躍する南西部とは直接縁はない。また、アパッチ族には「トント」と呼ばれている支族があるが、こちらはスペイン語の「間抜け」が由来である。トントはインディアンが異言語部族間で使った「指言葉」を全く使用せず、どんな部族のインディアンとも白人とも通じる言語能力を持っている。
インディアンの社会では、古くから「ポカホンタス」と併せて、「トント」は「白人にこびへつらうインディアン」の代名詞・蔑称として使われている。彼らの笑い話には、こんなものがある。
インディアン戦士群に包囲され、絶体絶命となったローン・レンジャーはトントにこう聞いた。「相棒よ、俺らはどうすればいいだろう? ("Now what do we do?")」 トントはこう答えた。 「おい白人、“俺ら”ってどういう意味かね?(=“ピンチなのはお前だけだ”の意)("What do you mean "WE", White Man?")」
テレビドラマ[編集]
主題曲:「ウィリアム・テル序曲」(ジョアキーノ・ロッシーニ)
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア(Clayton Moore)
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス(Jay Silverheels、彼はモホーク族である)
映画[編集]
西部の王者 ローン・レンヂャー[編集]
1956年製作。テレビドラマ版の映画化。DVD『ローン・レンジャー劇場版』に収録。 監督:スチュアート・ヘイスラー
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス
ローン・レンジャー 失われた黄金郷[編集]
1958年製作。テレビドラマ版の映画化第2弾。DVD『ローン・レンジャー劇場版』に収録。 監督:ロバート・シャーファー、エリック・フリィーワルド
ローン・レンジャー:クレイトン・ムーア
トント:ジェイ・シルヴァーヒールス
ローン・レンジャー (3作目)[編集]
詳細は「ローン・レンジャー (1981年の映画)」を参照
監督:ウィリアム・A・フレイカー
ローン・レンジャー:クリントン・スピルスベリー
トント:マイケル・ホース
ローン・レンジャー (ディズニー)[編集]
詳細は「ローン・レンジャー (2013年の映画)」を参照
2007年5月に、制作統括ジェリー・ブラッカイマーとして、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが『ローンレンジャー』を製作するという発表が行なわれた。
トント役にジョニー・デップ、監督に映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのゴア・ヴァービンスキーが決定していたが、2011年8月、撮影費が高額すぎることを理由に製作中止となった。(ただしこの際、予算削減などで話し合い、製作を再開する余地は残された)
その後、「2011年秋にはデップやスタッフ(監督・プロデューサー)らがギャラの削減に同意し、製作が再開した」との報道があった[2]。13年公開予定でゴア・ヴァービンスキーが監督に就任した。なお、ローンレンジャー役は若手俳優のアーミー・ハマーに決定している。
脚注[編集]
1.^ 「テレビ・コマーシャルの考古学」(世界思想社)220頁 2010年
2.^ “ジョニー・デップがギャラカットに応じる! 主演の西部劇『Lone Ranger』が再始動 MovieWalker” (2011年10月1日). 2011年10月1日閲覧。
関連項目[編集]
ジェームズ・リプトン
アメリカン・ヒーロー

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