テキサスビルのシユーテイングブログ
カウボーイとリボルバーとオートマとの葉巻のぶろぐです
2014年04月04日
リオ・ブラボー

リオ・ブラボー
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リオ・ブラボー
Rio Bravo
監督
ハワード・ホークス
脚本
ジュールス・ファースマン
リイ・ブラケット
原作
B・H・マッキャンベル
製作
ハワード・ホークス
音楽
ディミトリ・ティオムキン
撮影
ラッセル・ハーラン
編集
フォーマー・ブラングステッド
配給
ワーナー・ブラザーズ
公開
1959年3月18日
1959年4月22日
上映時間
141分
製作国
アメリカ合衆国
言語
英語
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『リオ・ブラボー』(Rio Bravo, 現在のカリフォルニア州Panama)は、ハワード・ホークス監督、ジュールス・ファースマンとリイ・ブラケット脚本の1959年の西部劇映画。原作はB・H・マッキャンベルの短編小説。
目次
[非表示] 1 あらすじ
2 キャスト
3 エピソード
4 外部リンク
あらすじ[編集]
メキシコとの国境に近いテキサスの町で保安官のチャンスは、殺人犯ジョーを確保したが、この地方の勢力家でジョーの兄・バーデットが、部下に命じて町を封鎖したため、チャンスは窮地に陥る。テキサスの西部劇を舞台にチャンスたちと犯罪者との壮絶な戦いを繰り広げる。
キャスト[編集]
役名
俳優
日本語版1
日本語版2
日本語版3
ジョン・T・チャンス
ジョン・ウェイン
小林昭二
納谷悟朗
小林昭二
デュード
ディーン・マーティン
羽佐間道夫
広川太一郎
コロラド・ライアン
リッキー・ネルソン
前川功人
古谷徹
富山敬
フェザーズ
アンジー・ディキンソン
富永美沙子
武藤礼子
鈴木弘子
スタンピー
ウォルター・ブレナン
槐柳二
千葉耕市
ネイザン
ジョン・ラッセル
西田昭市
ジョー
クロード・エイキンス
小林清志
カルロス
ペドロ・ゴンザレス=ゴンザレス
増岡弘
パット
ワード・ボンド
寄山弘
雨森雅司
日本語版1:初回放送1969年7月6日テレビ朝日「日曜洋画劇場」
日本語版2:初回放送1973年6月6日テレビ朝日
演出:春日正伸、翻訳:山田小夜子、調整:山田太平、効果:PAG、製作:日米通信社、配給:ワーナー・ブラザーズ 日本語版3:初回放送1977年1月2日フジテレビ
エピソード[編集]
本作でジョン・ウェインが使用したショットガンは、後のマカロニ・ウェスタン映画であるセルジオ・レオーネ監督作品である『ウエスタン』の冒頭シーンに登場するウディ・ストロード演じるガンマンのストーニーの武器として使用されている。

2014年04月04日
『OK牧場の決斗』(Gunfight at the O.K. Corral)

OK牧場の決斗
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OK牧場の決斗
Gunfight at the O.K. Corral
監督
ジョン・スタージェス
脚本
レオン・ユリス
原案
ジョージ・スカリン
製作
ハル・B・ウォリス
出演者
バート・ランカスター
カーク・ダグラス
ロンダ・フレミング
音楽
ディミトリ・ティオムキン
撮影
チャールズ・ラング
編集
ウォーレン・ロウ
配給
パラマウント映画
公開
1957年5月30日
1957年7月3日
上映時間
122分
製作国
アメリカ合衆国
言語
英語
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『OK牧場の決斗』(Gunfight at the O.K. Corral)は史実OK牧場の決闘を題材にした西部劇映画で、バート・ランカスターがワイアット・アープを、カーク・ダグラスがドク・ホリデイを演じた。
1957年パラマウント作品で監督はジョン・スタージェス。
映画はヒットしジョン・スタージェスの代表作とも評されたが、スタージェス自身は作品の内容に不満で後に『墓石と決闘』(Hour of the Gun, 1967年)でワイアット・アープとドク・ホリデイの物語を作り直した。
キャスト[編集]
役名
俳優
日本語版1
日本語版2
日本語版3
日本語版4
ワイアット・アープ
バート・ランカスター
久松保夫
青木義朗
宍戸錠
瑳川哲朗
ドク・ホリデイ
カーク・ダグラス
宮部昭夫
中谷一郎
宮部昭夫
ローラ・デンボー
ロンダ・フレミング
武藤礼子
水原英子
武藤礼子
沢田敏子
ケイト・フィッシャー
ジョー・ヴァン・フリート
京田尚子
北村昌子
富田恵子
ジョニー・リンゴ
ジョン・アイアランド
小林清志
日高晤郎
寺島幹夫
麦人
チャーリー・バセット
アール・ホリマン
ささきいさお
ビリー・クラントン
デニス・ホッパー
堀内賢雄
シャンハイ・ピアース
テッド・デ・コルシア
モーガン・アープ
デフォレスト・ケリー
ジェームズ・アープ
マーティン・ミルナー
速水奨
トム・マクローリー
ジャック・イーラム
エド・ベイリー
リー・ヴァン・クリーフ
寺島幹夫
銀河万丈
ヴァージル・アープ
ジョン・ハドソン
嶋俊介
アイク・クラントン
ライル・ベトガー
渡部猛
渡部猛
日本語版1 - 初放送1975年4月3日 テレビ東京 『木曜洋画劇場』
日本語版2 - 初放送1977年11月2日 日本テレビ 『水曜ロードショー』 ※DVD収録
日本語版3 - 初放送1979年12月2日 テレビ朝日 『日曜洋画劇場』
日本語版4 - 初放送1985年5月19日 テレビ朝日 『日曜洋画劇場』
演出:佐藤敏夫、翻訳:宇津木道子、調整:丹波晴道、製作・配給:東北新社
関連作品[編集]
ゴーストタウンの決斗
ガンヒルの決斗(著作権標記欠落によりパブリックドメイン) 本作に上記2作を加えて「決斗3部作」と呼ばれる場合がある。
墓石と決闘 ジョン・スタージェス監督自身が作成した『OK牧場の決斗』史実準拠版
2014年04月04日
許されざる者 (1992年の映画)
許されざる者 (1992年の映画)
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この項目では、1992年公開の西部劇映画について記述しています。その他の用法については「許されざる者」をご覧ください。
許されざる者
Unforgiven
監督
クリント・イーストウッド
脚本
デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作
クリント・イーストウッド
製作総指揮
デヴィッド・ヴァルデス
出演者
クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン
モーガン・フリーマン
リチャード・ハリス
音楽
レニー・ニーハウス
撮影
ジャック・N・グリーン
編集
ジョエル・コックス
配給
ワーナー・ブラザーズ
公開
1992年8月7日
1993年4月24日
上映時間
131分
製作国
アメリカ合衆国
言語
英語
興行収入
1億$
1億5900万$
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『許されざる者』(原題:Unforgiven)は、1992年公開のアメリカ映画。製作会社はワーナー・ブラザーズ、監督・主演はクリント・イーストウッド。脚本はデイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ。イーストウッドが、師と仰ぐドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げた「最後の西部劇」[1]。
第65回アカデミー賞 作品賞受賞作品。『シマロン』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』に続き、アカデミー作品賞を受賞した3作品目の西部劇である。また、2004年に米国連邦議会図書館が新規登録した作品の中の1つである。2013年、舞台を日本に置き換えたリメイク映画が渡辺謙主演で制作された。
目次
[非表示] 1 作品解説
2 ストーリー
3 キャスト
4 スタッフ
5 受賞/ノミネート
6 エピソード
7 光ディスク 7.1 映像特典
7.2 音声特典
8 脚注
9 外部リンク
作品解説[編集]
仮題は『The William Munny Killings』。製作期間は僅か39日で、物語の舞台となった「ビッグ・ウィスキー」という街のセットも32日という短期間で用意された。
イーストウッドはこの映画の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたが、期間を置いたのは自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたためである。映画化の権利は元々はフランシス・フォード・コッポラが持っていて土台となる脚本もコッポラとデヴィッド・ピープルズが書いたものである。『マディソン郡の橋』や『ミリオンダラー・ベイビー』など、イーストウッドは現在も出演と製作を頻繁に兼任しているが、当時は「出演と製作の兼任はこれが最後である」と公言していた。
クレジットタイトルには表記されていないが、メインテーマはイーストウッド自身が担当している。
ストーリー[編集]
1881年のワイオミング準州。ロッキー山脈を望むビッグ・ウィスキーという町の酒場で、娼婦と客の間にトラブルが起こった。客のカウボーイ、クイック・マイクが、娼婦のデライラの態度にケチをつけて、彼女の顔をナイフで切ったのだった。クイック・マイクともう一人のカウボーイ、デービー・ボーイは、酒場の主人スキニーに取り押さえられ、保安官のリトル・ビル・ダゲットに突き出される。リトル・ビルは、カウボーイ二人が七頭の馬をスキニーに引き渡すことで、一件を落着させた。この裁定にスキニーは満足したが、娼婦たちは納得せず、年長のストロベリー・アリスが、娼婦たちの有り金とこれからの稼ぎをまとめ、1000ドルの賞金を二人のカウボーイの首にかけることにした。そして娼婦たちは、この事を町に寄る客のカウボーイ達に触れ回ったのであった。折しも季節は、カウボーイたちが牛を連れ、大平原を南へ移動する頃であり、この話は尾ひれをつけながら口伝えで広まっていった。
一方、カンザスの田舎では、伝説的なアウトローのウィリアム・マニーが暮らしていた。マニーはかつて列車強盗や保安官殺しで名を馳せた悪党だったが、11年前に妻と出逢ってからは改心し、農夫となっていた。二人の子供にも恵まれたマニーだったが、三年前に妻には先立たれ、農業もうまくいかず、一家はひどい貧困に喘いでいた。
そんな或る日、スコフィールド・キッドと名乗る若い男がマニーを訪れ、賞金を山分けにするのでワイオミングへカウボーイ二人を殺しに行かないかと持ちかける。一旦断ったマニーだったが、子供たちの将来のために金が必要だった彼はこの話に乗り、キッドを追いかけることにした。その途中、マニーは近くに住む昔の悪党仲間の一人で、同じく足を洗って農夫をしているネッド・ローガンの所に、留守中の子供たちの世話を頼むために立ち寄るが、賞金を三等分するという条件でネッド・ローガンもこの話に乗り、連れ立ってキッドの後を追うことになる。ネッドは、スペンサー・ライフルを使う射撃の名手だった。
同じ頃、ビッグ・ウィスキーの町に、鉄道会社の手先となって多数の中国人を撃ち殺したという伝説を持つ英国人のガンファイター、イングリッシュ・ボブが、例の賞金の話を聞きつけ、作家のブーシャンプを帯同してやってきた。だが、イングリッシュ・ボブは、ストロベリー・アリスに会いに行く前に、リトル・ビルとその助手達に取り囲まれてしまう。リトル・ビルは、何人たりとも、よそ者は銃器を保安官事務所に預けるべし、という強い銃規制を敷いていたのだった。そしてリトル・ビルは、イングリッシュ・ボブを武装解除したあと、町の群衆が見守るなか、白昼公然と彼を叩きのめし、保安官事務所の牢に放り込んだのだった。これは、同じく賞金目当てに来る者たちへの警告の意味を兼ねていた。そして翌日、イングリッシュ・ボブは、銃口の曲がった銃を返され、ほうほうの体でビッグ・ウィスキーから追放された。
それから数日後、マニー、ネッド、キッドの一行は、ひどい雨の夜にビッグ・ウィスキーに到着し、スキニーの酒場に入った。ストロベリー・アリスに会うため、キッドとネッドがマニーを残して酒場の二階に上がったのと入れ違いに、彼らが到着したことを聞きつけたリトル・ビルと助手たちが酒場に現れる。マニーを見つけたリトル・ビルたちは、彼の銃を奪い、彼に暴行を加える。這うように逃げ出したマニーは、先に二階から脱出していたキッドとネッドに助けられて、町の外れにあるアリスに教えられた隠れ家へ逃げのびる。マニーは三日間生死の境を彷徨うが、ネッドやデライラの看病もあり、命を取り留める。
マニーの回復後、三人はデービー・ボーイの居所を突き止める。牧場の近くの荒野で、ネッドがデービー・ボーイを狙うが、ネッドは後少しの所でデービー・ボーイを仕留める事ができず、代わってマニーがスペンサー・ライフルでデービー・ボーイを射殺する。この後、ネッドは考えを変えてカンザスに帰ることにし、キッドとマニーだけでクイック・マイクを殺ることとなった。
一方、デービー・ボーイが殺された一件は、現場から逃げ帰ったカウボーイたちによって、牧場とリトル・ビルに知らされ、その両方から、三人の行方を探す追跡隊が出された。やがて、牧場から出た一隊が、街道を南へ向かう途中だったネッドを捕らえる。リトル・ビルは、ネッドを拷問して残り二人の名前と行方を聞くが、ネッドは口を割らない。
翌日、マニーとキッドは、仲間と共に牧場に隠れていたクイック・マイクを発見し、キッドがマニーの援護の元、クイック・マイクを撃ち殺す。そして二人は娼婦のケートから約束の賞金を受け取るが、ネッドが捕まってリトル・ビルにより責め殺され、今は酒場の前に晒されていることを知らされる。ネッドは死ぬ前に、マニーの正体について語り、マニーはリトル・ビルを殺しに来るであろう、と彼に告げていた。その話を聞きながら、マニーは11年ぶりに断酒していたウィスキーを呷り、キッドからピストルを受け取ると、彼に賞金を自分の子供とネッドの妻に渡すように頼んで、単身スキニーの酒場に向かった。
雷鳴が轟き雨の降る夜、スキニーの酒場では、リトル・ビルが、マニーとキッドの追跡隊に加わる者たちを前に、郡の金で酒を奢りながら、翌朝からの追跡の手はずを指示しているところであった。そこへ、ショットガンを携えたマニーが静かに姿を表し、スキニーを一撃で撃ち殺す。非武装の人間を撃った事を非難するリトル・ビルに対して、マニーはネッドの死体を店の飾りにするなら、彼は武装しているべきであったと答え、ネッドを殺したお前を殺しに来た、とリトル・ビルに告げる。そして、激しい銃撃戦の末、ついにマニーはリトル・ビルたちを撃ち倒したのだった。
マニーは、スペンサー・ライフルとその弾丸を見つけると、ウィスキーを一杯飲み干し「これから外へ出るが、もし発砲する奴がいれば、そいつだけでなく、そいつの妻や友人も撃ち殺す。そして、家は焼き払うぞ」と酒場の外に向かって大声で怒鳴る。そして「ネッドの遺体を埋葬しろ。女たちをもっと人間らしく扱え。さもないと、舞い戻ってきて、貴様たちを殺して町を焼き払うぞ!」と告げて去っていくのだった。雨の中、立ち去るマニーを見つめる娼婦たちの顔には、畏敬の念ともいえる表情があった。
キャスト[編集]
役名
俳優
日本語吹き替え
ソフト
TV
ウィリアム・マニー
クリント・イーストウッド
山田康雄
瑳川哲朗
リトル・ビル・ダゲット
ジーン・ハックマン
石田太郎
ネッド・ローガン
モーガン・フリーマン
田中信夫
坂口芳貞
イングリッシュ・ボブ
リチャード・ハリス
中村正
小島敏彦
スコフィールド・キッド
ジェームズ・ウールヴェット
家中宏
佐久田修
W・W・ブーシャンプ
ソウル・ルビネック
牛山茂
ストロベリー・アリス
フランシス・フィッシャー
藤波京子
弥永和子
ディライラ・フィッツジェラルド
アンナ・トムソン
田中敦子
麻生侑里
スキニー・デュボイス
アンソニー・ジェームズ
千田光男
ナレーター
牛山茂
佐々木勝彦
スタッフ[編集]
監督/製作:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス
共同制作:ジュリアン・ルドウィッグ
脚本:デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
音楽:レニー・ニーハウス
キャスティング・ディレクター:フィリス・ハフマン
プロダクション・デザイン:ヘンリー・バムステッド
美術:エイドリアン・ゴートン/リック・ロバーツ
受賞/ノミネート[編集]
第65回アカデミー賞 受賞・・・作品賞/監督賞/助演男優賞/編集賞
ノミネート・・・脚本賞/主演男優賞/撮影賞/美術賞/音楽賞
第50回ゴールデングローブ賞 受賞・・・監督賞/助演男優賞
ノミネート・・・ドラマ部門作品賞/脚本賞
第46回 英国アカデミー賞 受賞・・・助演男優賞
ノミネート・・・作品賞/監督賞/脚本賞/撮影賞/音楽賞
第27回 全米映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/助演男優賞/脚本賞
第57回 ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞
第27回 カンザスシティ映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/助演男優賞
第13回 ロンドン映画批評家協会賞 作品賞
第18回 ロサンゼルス映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/助演男優賞
第37回 サン・ジョルディ賞 外国作品賞
第18回 報知映画賞 外国作品賞
第67回 キネマ旬報ベスト・テン 委員選出外国語映画第1位/外国語映画監督賞
第48回 毎日映画コンクール 外国映画ベストワン賞
第6回 日刊スポーツ映画大賞 外国作品賞
エピソード[編集]
この節に雑多な内容が羅列されています。事項を箇条書きで列挙しただけの節は、本文として組み入れるか整理・除去する必要があります。(2012年4月)
マニーの子供の名前はそれぞれ「ウィル」と「ペニー」であるが、これはチャールトン・ヘストン主演の映画『ウィル・ペニー』の作品名に因むものである。
イーストウッドが劇中で着用したブーツは、30年以上前にイーストウッドが『ローハイド』で実際に着用していた物である。
イーストウッドがハックマンに対し要求した役のモデルは、ロサンゼルス市警の元本部長であるダリル・ゲイツである。
ハリスが電話で出演依頼をされた際、偶然にもイーストウッドが出演と製作を担当した西部劇映画を観賞していたという。
光ディスク[編集]
製作10周年を迎えた2002年11月8日にDVD『許されざる者 スペシャル・エディション』が発売された(2005年9月2日に再発売)。また、2007年4月20日に第3世代型光ディスクであるHD DVDとBlu-ray Discで発売。いずれも特典映像および音声が収録されている。なお、収録内容は全ての記録媒体において等しい。
映像特典[編集]
10周年記念ドキュメンタリー
メイキング映像
イーストウッド・ドキュメンタリー
イーストウッド・オン・イーストウッド
マーベリック:Duel at the Sundown
音声特典[編集]
映画評論家リチャード・シッケルによる音声解説
脚注[編集]
1.^ 本作は「最後の西部劇」と呼ばれているが、最初に「最後の西部劇」との異名を冠せられたのは、1969年の『ワイルドバンチ』である
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この項目では、1992年公開の西部劇映画について記述しています。その他の用法については「許されざる者」をご覧ください。
許されざる者
Unforgiven
監督
クリント・イーストウッド
脚本
デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作
クリント・イーストウッド
製作総指揮
デヴィッド・ヴァルデス
出演者
クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン
モーガン・フリーマン
リチャード・ハリス
音楽
レニー・ニーハウス
撮影
ジャック・N・グリーン
編集
ジョエル・コックス
配給
ワーナー・ブラザーズ
公開
1992年8月7日
1993年4月24日
上映時間
131分
製作国
アメリカ合衆国
言語
英語
興行収入
1億$
1億5900万$
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『許されざる者』(原題:Unforgiven)は、1992年公開のアメリカ映画。製作会社はワーナー・ブラザーズ、監督・主演はクリント・イーストウッド。脚本はデイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ。イーストウッドが、師と仰ぐドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げた「最後の西部劇」[1]。
第65回アカデミー賞 作品賞受賞作品。『シマロン』、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』に続き、アカデミー作品賞を受賞した3作品目の西部劇である。また、2004年に米国連邦議会図書館が新規登録した作品の中の1つである。2013年、舞台を日本に置き換えたリメイク映画が渡辺謙主演で制作された。
目次
[非表示] 1 作品解説
2 ストーリー
3 キャスト
4 スタッフ
5 受賞/ノミネート
6 エピソード
7 光ディスク 7.1 映像特典
7.2 音声特典
8 脚注
9 外部リンク
作品解説[編集]
仮題は『The William Munny Killings』。製作期間は僅か39日で、物語の舞台となった「ビッグ・ウィスキー」という街のセットも32日という短期間で用意された。
イーストウッドはこの映画の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたが、期間を置いたのは自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたためである。映画化の権利は元々はフランシス・フォード・コッポラが持っていて土台となる脚本もコッポラとデヴィッド・ピープルズが書いたものである。『マディソン郡の橋』や『ミリオンダラー・ベイビー』など、イーストウッドは現在も出演と製作を頻繁に兼任しているが、当時は「出演と製作の兼任はこれが最後である」と公言していた。
クレジットタイトルには表記されていないが、メインテーマはイーストウッド自身が担当している。
ストーリー[編集]
1881年のワイオミング準州。ロッキー山脈を望むビッグ・ウィスキーという町の酒場で、娼婦と客の間にトラブルが起こった。客のカウボーイ、クイック・マイクが、娼婦のデライラの態度にケチをつけて、彼女の顔をナイフで切ったのだった。クイック・マイクともう一人のカウボーイ、デービー・ボーイは、酒場の主人スキニーに取り押さえられ、保安官のリトル・ビル・ダゲットに突き出される。リトル・ビルは、カウボーイ二人が七頭の馬をスキニーに引き渡すことで、一件を落着させた。この裁定にスキニーは満足したが、娼婦たちは納得せず、年長のストロベリー・アリスが、娼婦たちの有り金とこれからの稼ぎをまとめ、1000ドルの賞金を二人のカウボーイの首にかけることにした。そして娼婦たちは、この事を町に寄る客のカウボーイ達に触れ回ったのであった。折しも季節は、カウボーイたちが牛を連れ、大平原を南へ移動する頃であり、この話は尾ひれをつけながら口伝えで広まっていった。
一方、カンザスの田舎では、伝説的なアウトローのウィリアム・マニーが暮らしていた。マニーはかつて列車強盗や保安官殺しで名を馳せた悪党だったが、11年前に妻と出逢ってからは改心し、農夫となっていた。二人の子供にも恵まれたマニーだったが、三年前に妻には先立たれ、農業もうまくいかず、一家はひどい貧困に喘いでいた。
そんな或る日、スコフィールド・キッドと名乗る若い男がマニーを訪れ、賞金を山分けにするのでワイオミングへカウボーイ二人を殺しに行かないかと持ちかける。一旦断ったマニーだったが、子供たちの将来のために金が必要だった彼はこの話に乗り、キッドを追いかけることにした。その途中、マニーは近くに住む昔の悪党仲間の一人で、同じく足を洗って農夫をしているネッド・ローガンの所に、留守中の子供たちの世話を頼むために立ち寄るが、賞金を三等分するという条件でネッド・ローガンもこの話に乗り、連れ立ってキッドの後を追うことになる。ネッドは、スペンサー・ライフルを使う射撃の名手だった。
同じ頃、ビッグ・ウィスキーの町に、鉄道会社の手先となって多数の中国人を撃ち殺したという伝説を持つ英国人のガンファイター、イングリッシュ・ボブが、例の賞金の話を聞きつけ、作家のブーシャンプを帯同してやってきた。だが、イングリッシュ・ボブは、ストロベリー・アリスに会いに行く前に、リトル・ビルとその助手達に取り囲まれてしまう。リトル・ビルは、何人たりとも、よそ者は銃器を保安官事務所に預けるべし、という強い銃規制を敷いていたのだった。そしてリトル・ビルは、イングリッシュ・ボブを武装解除したあと、町の群衆が見守るなか、白昼公然と彼を叩きのめし、保安官事務所の牢に放り込んだのだった。これは、同じく賞金目当てに来る者たちへの警告の意味を兼ねていた。そして翌日、イングリッシュ・ボブは、銃口の曲がった銃を返され、ほうほうの体でビッグ・ウィスキーから追放された。
それから数日後、マニー、ネッド、キッドの一行は、ひどい雨の夜にビッグ・ウィスキーに到着し、スキニーの酒場に入った。ストロベリー・アリスに会うため、キッドとネッドがマニーを残して酒場の二階に上がったのと入れ違いに、彼らが到着したことを聞きつけたリトル・ビルと助手たちが酒場に現れる。マニーを見つけたリトル・ビルたちは、彼の銃を奪い、彼に暴行を加える。這うように逃げ出したマニーは、先に二階から脱出していたキッドとネッドに助けられて、町の外れにあるアリスに教えられた隠れ家へ逃げのびる。マニーは三日間生死の境を彷徨うが、ネッドやデライラの看病もあり、命を取り留める。
マニーの回復後、三人はデービー・ボーイの居所を突き止める。牧場の近くの荒野で、ネッドがデービー・ボーイを狙うが、ネッドは後少しの所でデービー・ボーイを仕留める事ができず、代わってマニーがスペンサー・ライフルでデービー・ボーイを射殺する。この後、ネッドは考えを変えてカンザスに帰ることにし、キッドとマニーだけでクイック・マイクを殺ることとなった。
一方、デービー・ボーイが殺された一件は、現場から逃げ帰ったカウボーイたちによって、牧場とリトル・ビルに知らされ、その両方から、三人の行方を探す追跡隊が出された。やがて、牧場から出た一隊が、街道を南へ向かう途中だったネッドを捕らえる。リトル・ビルは、ネッドを拷問して残り二人の名前と行方を聞くが、ネッドは口を割らない。
翌日、マニーとキッドは、仲間と共に牧場に隠れていたクイック・マイクを発見し、キッドがマニーの援護の元、クイック・マイクを撃ち殺す。そして二人は娼婦のケートから約束の賞金を受け取るが、ネッドが捕まってリトル・ビルにより責め殺され、今は酒場の前に晒されていることを知らされる。ネッドは死ぬ前に、マニーの正体について語り、マニーはリトル・ビルを殺しに来るであろう、と彼に告げていた。その話を聞きながら、マニーは11年ぶりに断酒していたウィスキーを呷り、キッドからピストルを受け取ると、彼に賞金を自分の子供とネッドの妻に渡すように頼んで、単身スキニーの酒場に向かった。
雷鳴が轟き雨の降る夜、スキニーの酒場では、リトル・ビルが、マニーとキッドの追跡隊に加わる者たちを前に、郡の金で酒を奢りながら、翌朝からの追跡の手はずを指示しているところであった。そこへ、ショットガンを携えたマニーが静かに姿を表し、スキニーを一撃で撃ち殺す。非武装の人間を撃った事を非難するリトル・ビルに対して、マニーはネッドの死体を店の飾りにするなら、彼は武装しているべきであったと答え、ネッドを殺したお前を殺しに来た、とリトル・ビルに告げる。そして、激しい銃撃戦の末、ついにマニーはリトル・ビルたちを撃ち倒したのだった。
マニーは、スペンサー・ライフルとその弾丸を見つけると、ウィスキーを一杯飲み干し「これから外へ出るが、もし発砲する奴がいれば、そいつだけでなく、そいつの妻や友人も撃ち殺す。そして、家は焼き払うぞ」と酒場の外に向かって大声で怒鳴る。そして「ネッドの遺体を埋葬しろ。女たちをもっと人間らしく扱え。さもないと、舞い戻ってきて、貴様たちを殺して町を焼き払うぞ!」と告げて去っていくのだった。雨の中、立ち去るマニーを見つめる娼婦たちの顔には、畏敬の念ともいえる表情があった。
キャスト[編集]
役名
俳優
日本語吹き替え
ソフト
TV
ウィリアム・マニー
クリント・イーストウッド
山田康雄
瑳川哲朗
リトル・ビル・ダゲット
ジーン・ハックマン
石田太郎
ネッド・ローガン
モーガン・フリーマン
田中信夫
坂口芳貞
イングリッシュ・ボブ
リチャード・ハリス
中村正
小島敏彦
スコフィールド・キッド
ジェームズ・ウールヴェット
家中宏
佐久田修
W・W・ブーシャンプ
ソウル・ルビネック
牛山茂
ストロベリー・アリス
フランシス・フィッシャー
藤波京子
弥永和子
ディライラ・フィッツジェラルド
アンナ・トムソン
田中敦子
麻生侑里
スキニー・デュボイス
アンソニー・ジェームズ
千田光男
ナレーター
牛山茂
佐々木勝彦
スタッフ[編集]
監督/製作:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス
共同制作:ジュリアン・ルドウィッグ
脚本:デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
撮影:ジャック・N・グリーン
編集:ジョエル・コックス
音楽:レニー・ニーハウス
キャスティング・ディレクター:フィリス・ハフマン
プロダクション・デザイン:ヘンリー・バムステッド
美術:エイドリアン・ゴートン/リック・ロバーツ
受賞/ノミネート[編集]
第65回アカデミー賞 受賞・・・作品賞/監督賞/助演男優賞/編集賞
ノミネート・・・脚本賞/主演男優賞/撮影賞/美術賞/音楽賞
第50回ゴールデングローブ賞 受賞・・・監督賞/助演男優賞
ノミネート・・・ドラマ部門作品賞/脚本賞
第46回 英国アカデミー賞 受賞・・・助演男優賞
ノミネート・・・作品賞/監督賞/脚本賞/撮影賞/音楽賞
第27回 全米映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/助演男優賞/脚本賞
第57回 ニューヨーク映画批評家協会賞 助演男優賞
第27回 カンザスシティ映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/助演男優賞
第13回 ロンドン映画批評家協会賞 作品賞
第18回 ロサンゼルス映画批評家協会賞 作品賞/監督賞/脚本賞/主演男優賞/助演男優賞
第37回 サン・ジョルディ賞 外国作品賞
第18回 報知映画賞 外国作品賞
第67回 キネマ旬報ベスト・テン 委員選出外国語映画第1位/外国語映画監督賞
第48回 毎日映画コンクール 外国映画ベストワン賞
第6回 日刊スポーツ映画大賞 外国作品賞
エピソード[編集]
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マニーの子供の名前はそれぞれ「ウィル」と「ペニー」であるが、これはチャールトン・ヘストン主演の映画『ウィル・ペニー』の作品名に因むものである。
イーストウッドが劇中で着用したブーツは、30年以上前にイーストウッドが『ローハイド』で実際に着用していた物である。
イーストウッドがハックマンに対し要求した役のモデルは、ロサンゼルス市警の元本部長であるダリル・ゲイツである。
ハリスが電話で出演依頼をされた際、偶然にもイーストウッドが出演と製作を担当した西部劇映画を観賞していたという。
光ディスク[編集]
製作10周年を迎えた2002年11月8日にDVD『許されざる者 スペシャル・エディション』が発売された(2005年9月2日に再発売)。また、2007年4月20日に第3世代型光ディスクであるHD DVDとBlu-ray Discで発売。いずれも特典映像および音声が収録されている。なお、収録内容は全ての記録媒体において等しい。
映像特典[編集]
10周年記念ドキュメンタリー
メイキング映像
イーストウッド・ドキュメンタリー
イーストウッド・オン・イーストウッド
マーベリック:Duel at the Sundown
音声特典[編集]
映画評論家リチャード・シッケルによる音声解説
脚注[編集]
1.^ 本作は「最後の西部劇」と呼ばれているが、最初に「最後の西部劇」との異名を冠せられたのは、1969年の『ワイルドバンチ』である
